人間家族 2001年10月号 通算316号

今こそ非暴力――平和的解決に向かう勇気を!
――アメリカ、アフガニスタン、日本
【本号記事より抜粋】

 事態は緊急である。私たちは、巨大な難民キャンプと化した100万都市カブールが、一人も餓死者を出すことなく今冬を乗り切り、難民化を避けて平和な市民生活を送るため、ここに大規模な行動「アフガンいのちの基金」を開始する。    ペシャワール会

 世界貿易センターでの事件は何かに対しての報復であり、その報復はまた別のものの報復であったはずです。私たちはこの連鎖を永久に続けていくのでしょうか。ある時点で私たちは、では別の方法を見つけよう、と言わなくてはならないのです。
                     ジュディー・キーン(WTC事件未亡人)

日本が今回の事件の調停を担うことを求めます。日米関係が機軸であれば尚更、米国が誤った行動を取ろうとすることをいさめるべきです。米国が、テロリストと同列の卑劣な国に堕すのを見過ごすのではなく、いさめる時は諌め、誤りを正すことを援助することこそが、長い目で見れば米国のためにもなるのです。          小林 一朗


  【2001年10月号 目次】


平和への道――アメリカ、アフガニスタン、日本
グローバルピースキャンペーン 2
 10/9ニューヨークタイムズ紙全面広告            2
 NYタイムズに予定通り本日掲載されました!    きくち ゆみ 6
 ニューヨークより                  山田 和尚 6
 全面広告下段の翻訳               翻訳=森田 玄 7
 「平和のための退役軍人の会」より         きくち ゆみ 7
マスコミが報道しないアフガニスタンの実情       中村 哲 10
緊急食料支援活動計画「アフガンいのちの基金」
 ――2000円で1家族(10人)が1カ月生きられます ペシャワール会 18
ある学級通信                          20
先週の事件に対する高僧ティク・ナット・ハン師からの公式答唱
 ――慈悲の心をもって暴力に対抗する:平和への道 9/18 
                     ティク・ナット・ハン 22
平和活動グループが自制を強調 9/20 ワシントンポスト紙
 ――学生や活動家が全米で集会を開始    エリック・ピアニン 24
生きているアメリカの抵抗運動 10/1       宮崎 さゆり 26
ベイエリア通信 10/5         風砂子・デアンジェリス 30
テロ攻撃と石油利権――米国のテロ報復戦争の愚    青山 貞一 35
報復攻撃開始時の緊急声明 10/8
 今こそ私たちの平和を求める声、頭脳、心をひとつにしましょう 
                         きくち ゆみ 40
 不十分な証拠のまま攻撃に出てはなりません     小林 一朗 41
「グローバルピースキャンペーン」と
「CHANCE!」プロジェクトの紹介               42
止むことのない反戦・平和の声 10/16  宮崎 さゆり 43
11/11ワールドワイド・グローバル・ピースデイに参加しよう   49
今、「いのちのフォーラム」を!!
 ――11/11八ヶ岳「平和の樹」ギャザリング    河内 聡雄 51

全米横断祈りのウォーク2002
2002年「広島原爆の火」ピースウォーク イン USA  安田 純 法尼 54

亀の島の住民たち 6
サーモンの遡る川               カキ・パーシモン 58

インフォメーション
新刊 秋野亥左牟・絵『サシバ舞う空』:57
〃 久保田昭三・著『だれもが無事であれ』:62

      
表紙写真:ワシントンDCの幹線道路ペンシルバニア通りを
       国会に向けて進む反戦・反人種差別のデモ行進
        (提供:日米環境活動支援センター)

 


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