人間家族 2001年5月号 通算313号
奄美「自然の権利」訴訟の判決報告
浜岡原発事故の放射能は6時間後には東京へ |
【本号記事より抜粋】
判決で裁判所が、生物の多様性を法的価値として承認したことは、結局、生物の多様性(生態系)の価値を実現しなければならないということであるから、「自然の権利」にとっても意味あることである。
「自然の権利」訴訟は、かつての「よき作法」を、現代の法制度の枠組みの中で、何とか再生、応用しようという試みなのであるし、今回の判決は、そのような原告の問題提起に対して、誠実に答えてくれたものとも言えるのである。 籠橋 隆明
東海地震の発生は、日本列島のこの地域の健全な営みの一つである。私たちを生かしてくださっている大地の営みには東海地震も含まれ、それをも含めて感謝できるようでありたい。
私たちが行うべきことは、この日本列島の営みに合わせた生き方を求めることだ。東海地震の震源域で稼動する浜岡原発は、その対極にある。
大地の営みをあなどれば、手痛い自業自得を受けるだろう。 河本 和朗
【2001年5月号 目次】
▼自然の権利
奄美「自然の権利」訴訟の判決報告 籠橋 隆明 6
「自然の権利」と沖縄ジュゴンの保護 〃 12
▼ポトマック市民だより 2 アメリカ市民運動最前線
非暴力トレーニング 宮崎 さゆり 15
▼原子力発電
祈りのウォーク「東海地震の前に浜岡原発を止めよう」 河本 和朗 21
――第4回・4/26浜岡ワンデイウォーク報告
浜岡原発事故の放射能は6時間後には東京へ
「もんじゅ」署名へのお願い 浜 朝子 30
▼海外進出企業
JALによるハワイ島大規模ゴルフリゾート開発 3 きくち ゆみ 33
JALからの回答とそれに対する反論:33
JALへの請願書 Ver.2:38
スズキ/ビルマ問題
「貯蓄の責任」と二人のノーベル平和賞 田中 優 42
最新情報 6
公開:対ビルマ政策に関する政府答弁書 宮崎 さゆり 49
▼第三世界
花盛りのタイから 北代 るり 53
▼インフォメーション
新刊・絵画エッセイ集『サンシャインなくらし』完成発売!:2
第2回 ピース・ウィズ・アクション:63
「いのちの祭り」ビデオが完成:65
カフェスロー、オープン:67
◆表紙写真:JAL本社前のハワイ先住民族
(提供:きくち ゆみ)
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