人間家族 2001年1・2月合併号 通算310号
本誌創刊者・荒川晃一氏 逝去 / ピースウォークその後
海外特集:アラスカ、インド、ニューメキシコ、ワシントン、イギリス… |
【本号記事より抜粋】
我々ウォーカーは、先住民性というものを、現代物質文明の自然をコントロールする生き方とは相反する「自然に従う生き方」として捉えており、そのような生き方をしている(学んでいる)我々日本人を含む「先住民」同士が手を携え協力し合っていかなくては、各々が抱える問題は解決する見込みはなく、地球環境や文化の多様性が、圧倒的なグローバリゼーションの波に呑み込まれてしまうことを危惧している。 河内 聡雄
歩きの一歩一歩を、祈りとして捧げながら。長い時間をかけて、歩くってことを通して「自分が」何か感じたり、大変さや、かける時間とか、そんな丸ごとを「捧げている」んだ。
「ウォーク・イン・ビューティー」とは、美を目指してとか、美を目的として、じゃないんだよね。生きることそのものが美であるように、生きることが美。その美は何か突出したものではなくて、調和とかつながりの中の美。知恵という意味もあるかな。
ヨハナ・エリザベート
「世界で起こる数々の災害を、たくさんの人が祈りの力で止めている。あと20%の人々の心が変われば、世界が変わる」(ロバート・スティード) 石川 ズニ
【2001年1・2月号 目次】
▼荒川晃一氏 逝去
皆 様 へ 家族一同 6
▼亀の島の住民たち 2
氷河の旅 カキ・パーシモン 8
▼ピースウォークその後
アイヌとの交流会 河内 聡雄 11
その後のピースウォーク 〃 13
「お月見ネット」よりご挨拶
持留 和也 ヨハナ・エリザベート 19
もちヨハ対談 〃 21
「相良→浜岡 3/11ワンデイウォーク」の呼びかけ 河本 和朗 28
「2001年あるきながら」第10回長良川行進
長良川ウォーク事務局 63
▼もうひとつの教育
インドからの手紙 さくら・Y 30
【新連載】シャンティニケタン 1
――インド・タゴール学院に出会うまで 〃 32
▼ネイティブとウラン
「ENDAUM(東部ナバホ・ディネ・ウラニウム鉱山に
反対する会)」と平和への祈り 石川 ズニ 40
クラウンポイント・ウラニウム・プロジェクト(CUP)現状報告 前編
サウスウェスト資料情報センター 43
▼海外進出企業問題
スズキ/ビルマ問題最新情報 3
――ビルマ民主化運動を支援する皆様へ 宮崎 さゆり 50
▼暮 ら し
イギリス旅行記 きくち ゆみ 54
〔MEC通信 No.29〕自 然 石川 KEN 60
▼インフォメーション
秋野亥左牟 絵本原画と作品展:2
放任竹林対策シンポジウム「暮らしに役立つ竹」:67
ワタ作りから服作りまでワークショップ:67
新刊『ワークショップ――新しい学びと創造の場』:68
2000年『人間家族』の歩み・目次総覧:69
◆表紙写真:1/17相良→浜岡ワンデイウォーク(撮影:編集室)
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