【本書への一言メッセージ】
●ホピ・インディアンの人たちは、ウランは地球の内臓であると言う。無造作に地球の資源を掘り出していくことは、地球の「死」を意味する。
この宇宙に浮かぶ「奇跡の惑星・地球」こそ、人類の聖地であることを、学ばなければならない。――喜納 昌吉(ミュージシャン)
●シンク・トゥモロウ、アクト・トゥデイ。明日に思いを馳せて、今日行動しましょう。
原発がなくてもできる暮らしを、一人ひとりが積み重ねましょう。――池田 香代子(『世界がもし100人の村だったら』再話者/翻訳家)
●ぼくが活動しているエクアドルのバイーアという町では、1998年のエルニーニョによる大雨と大地震で壊滅的な打撃を受けた後、復旧といって旧に復する代わりに、エコシティ宣言をして持続可能な地域作りに乗り出しました。
原発を抱える私たちは、大災害の前に動き出すしかありません。――辻 信一(『スロー・イズ・ビューティフル』/ナマケモノ倶楽部世話人/明治学院大学助教授)
「浜岡原発とめよう裁判の会」/「人間家族」編集室・共編 人間家族・別冊 ◆表紙絵:丸木 俊
※2002年12/26発行 A5判・150P・ 本体\850(+送料\100)
※予約・複数注文割り引き(増量)サービスあり
※お問い合わせ ningenkz@mail.wbs.ne.jp
Tel.0558-62-4533 Fax.0558-62-4534
※ISBN4-915963-25-X C0039
『とめよう! 浜岡原発――東海地震が過ぎるまで』
【目 次】
はじめに 水野 誠一 P 7
【第1章】 「裁判の会」発足から提訴へ・・・・・・・・・ P 11
「浜岡原発とめよう裁判の会」発足集会
原告代表・決意表明 白鳥 良香 P12
今なぜ浜岡原発裁判なのか
発足集会・連帯のあいさつ(要約) 河合 弘之 P15
老朽化した浜岡原発を
マグニチュード8の東海地震が直撃する前にとめよう!
----浜岡原発差し止め仮処分裁判の意義 海渡 雄一 P21
【第2章】 茶の間でだれでも読める
裁判の根拠「申立書」の要約・・・・・・・・・・ P27
第1.申し立ての理由(なぜ裁判をするのか) P30
第2.被保全権利 P33
1.当事者等 P33
2.原発の安全性 P40
3.地震って何? P43
4.2000年11月7日 浜岡原発1号炉の配管破断事故とは P50
5.応力腐食割れの危険性と対策の限界 P54
6.東海地震発生時に想定される被害状況 P60
6-1.地震が発生した時、原子炉はどうなるのか? P60
6-2.原発事故の重大性 P66
6-3原発震災 P78
7.被保全権利のまとめ P82
第3.保全の必要性 P84
【第3章】 「原発震災」を防ぐために・・・・・・・・・・ P 87
危険度No.1 浜岡原発事故 河田 昌東 P88
迫る東海大地震! その時、浜岡原発は…
----迫り来る原発震災の恐怖 明石 昇二郎 P96
断末魔の原子力発電
――原発四つの迷信、三つの問題 藤田 祐幸 P101
9・11以降の原子力政策と民主主義のあり方 村田 光平 P107
地方自治体の意見書
浜岡原子力発電所の緊急点検と
詳細なデータ公開に関する意見書 静岡市議会 P114
中部電力浜岡原子力発電所全炉の休炉を求める意見書
袋井市議会 P116
提出された意見書リスト P117
2002年「とめよう裁判」激動の1年 馬場 利子 P118
【第4章】 終わりの始まり・・・・・・・・・・・・・・・ P125
ひとりの母親として
---「とめよう裁判」原告代表意見陳述 馬場 利子 P126
終わりが始まった
---10月10日「とめよう裁判」最新傍聴記 松谷 清 P132
おわりに――歴史の証人の歩みを進めよう 白鳥 良香 P135
【第5章】 関連資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P138
原告募集の呼びかけ 「裁判の会」事務局 P139
委任状 P142
絵本「地震は地球のくしゃみ」 P144
ヨウ素剤と放射線検知機の入手方法 P144
浜岡原発関係グループリスト P146
エピローグ 詩 これで十分 ななお さかき P147
あとがき 大築 準 P148
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